アメリカ・テキサス州オースティンはクラフトビールが盛んな街。地元の人々に愛され、旅行で訪れるビアラバーにも優しいおすすめブルワリーを5軒ご紹介します。ビールの個性はもちろん、雰囲気やフードも魅力的なスポットばかりです。それぞれの住所や公式サイトも掲載しているので、ぜひ旅の参考にしてください。

Austin Beerworks(オースティン・ビアワークス)
Austin Beerworksのタップルーム。2011年創業のAustin Beerworksは、オースティン北部にある大規模ブルワリーです。明るく個性的な缶デザインと高品質なビールで地元人気は抜群。定番ビールはピルスナーの「Pearl Snap」やIPAの「Fire Eagle」などシンプルで飲みやすいクラシックスタイルが中心ですが、季節限定も含め常時10種類以上がタップで楽しめます。なかでも夏季限定のベルリーナヴァイセ「Einhorn」(ドイツ語でユニコーン)はユニコーンのイラスト缶が可愛らしく、発売後すぐ完売するほどの人気ぶり。またコーヒースタウトの「Sputnik」など特別醸造も評判で、発売日には行列ができるほど地元ファンが注目しています。
開放的なタップルームではスタッフもフレンドリーでイベントも豊富。【フードトラック】による本格BBQタコスなどフードも充実しており、週末は家族連れで賑わいます。Austin FCサッカースタジアムや大規模商業施設「ドメイン」の近くに位置しアクセスも良好です。観光で訪れても、気取らずローカル気分で楽しめるはずです。

住所: 3009 Industrial Terrace #150, Austin, TX 78758
公式サイト: Austin Beerworks
Austin Beer Garden Brewing Company (ABGB)
ABGBの受賞ビールたち(数々のメダルが輝く)。地元で「ABGB(エイビージービー)」の愛称で親しまれるAustin Beer Garden Brewing Companyは、2013年創業のブルワリー併設ビアガーデンです。ビールの実力は折り紙付きで、Great American Beer Festival(全米最大のビール品評会)では2016~2018年に年間最優秀ブルワリーパブに選ばれた経歴を持ちます。
看板ビールのひとつ「Hell Yes Helles(ヘル・イエス・ヘレス)」は2018年GABF金賞、プレミアム感あふれる「Rocket 100」ピルスナーも金賞を複数回受賞するなど、受賞歴は驚くほど豊富です。醸造長のブライアン “スウィフティ” ピーターズ氏は地元クラフトビール界のレジェンドで、その腕から生まれるビールはどれも安定感抜群と評判です。
店内は常に活気に満ち、長いバーカウンターや大テーブルが配置されたにぎやかな空間。ピザやパスタなどクラフトビールに合う手作りフードも提供しており、夜にはライブ音楽が楽しめる日もあります。広々とした屋外のビアガーデンは木陰が心地よく、ビール片手にリラックスする地元客でいつも盛況です。観光客でも入りやすいカジュアルな雰囲気なので、「地元に溶け込んで一杯」を実現するにはもってこいのスポットです。
住所: 1305 W Oltorf St, Austin, TX 78704

公式サイト: The ABGB
Jester King Brewery(ジェスター・キング・ブルワリー)
Jester Kingの広大な敷地。牧歌的な風景が広がる。オースティン中心部から少し足を延ばした丘陵地帯にあるJester Kingは、クラフトビール愛好家にとって聖地とも言える存在です。165エーカー(東京ドーム14個分以上!)の広大な牧場に醸造所とビアガーデンが併設されており、まるでビールテーマパークのような体験ができます。
天然の野生酵母を使ったファームハウスエールや樽熟成のワイルドエールで世界的に知られ、テキサスで最も有名なブルワリーの一つです。発売日には限定ボトルを求める長蛇の列ができ、順番待ちの間に服装を変えて再度列に並び直す強者が現れる…なんて伝説も生まれるほど熱狂的なファンがいます。
おすすめビールは数多くありますが、例えば黒ビールの「Black Metal Farmhouse Imperial Stout」はヘヴィメタル調の個性的なラベルデザインで人気です。また木苺を使った酸味エール「Atrial Rubicite」などフルーツを用いたサワーエールも評判で、美しいボトルアートはつい写真に収めたくなる出来映え。醸造所内には石窯ピザが美味しいキッチンがあり、ヤギが草をはむ牧場を眺めながらピクニック気分で一日中過ごせます。市街地から車で30~40分ほど離れていますが、その価値は十分。地元民も週末に家族連れで訪れる癒やしのビールスポットです。
住所: 13005 Fitzhugh Rd, Austin, TX 78736
公式サイト: Jester King Brewery
Pinthouse Pizza(ピンハウス・ピザ)
Pinthouse Pizzaのクラフトビールと受賞メダル。ピザとクラフトビールの最強タッグで地元人気を博すPinthouse Pizzaは、2012年に6人の仲間で創業したブルワリーピザレストランです。現在オースティン市内に4店舗を展開し、いずれもビアホールさながらの大テーブルが並ぶにぎやかな雰囲気。
焼きたてピザの香りとビールの醸造香が漂う店内は、まるでミニ・オクトーバーフェストのようで、相席になった他のお客さんとも自然と会話が弾みます。看板メニューのピザは生地やソースから自家製にこだわった絶品揃いですが、何と言ってもビールの美味しさが最大の魅力。数々のビールコンペで受賞歴があり、急成長を遂げた注目ブルワリーでもあります。
おすすめはNE(ニューイングランド)IPAの「Electric Jellyfish (エレクトリック・ジェリーフィッシュ)」。南国フルーツを思わせるジューシーな香りと柔らかな苦味が特徴のヘイジーIPAで、地元バーでも見かける定番人気ビールです。缶に描かれたカラフルなクラゲのイラストも魅力で、お土産に4缶パックを買って帰るファンも多いとか。
その他にもピルスナーやペールエール、季節限定のユニークなスタウトまで幅広いスタイルを自家醸造しています。店舗ごとに限定ビールが出ることもあるので、ビール目当てに複数店舗巡りをする地元マニアもいるほどです。ピザとビールを心ゆくまで楽しめるカジュアルスポットとして旅行者にも自信を持っておすすめできます。
住所: 4729 Burnet Rd, Austin, TX 78756 (※オースティン市内に複数店舗あり)
公式サイト: Pinthouse Pizza
Zilker Brewing Company(ジルカー・ブリューイング)
イースト6番街にあるZilker Brewingの外観。ダウンタウンのすぐ東、バーが立ち並ぶイースト6番街地区に位置するZilker Brewingは、観光プランに組み込みやすいロケーションが魅力のブルワリーです。2015年創業と比較的新しいながら、その確かな品質で瞬く間に地元の定番に。
看板のペールエール「Marco IPA」や爽やかなブロンドエール「Honey Blonde」は飲みやすく、開業当初から地元飲食店で広く愛されています。最近ではジューシーなヘイジーIPA「Heavenly Daze」や、米焼酎用の麹を使ったライスラガー「Icy Boys」など意欲的なラインナップも加わり、ビール好きも飽きさせません。
併設のタップルームはガレージを改装した開放的な空間で、ローカル客と観光客が肩を並べて賑わいます。店内にはフライドチキンが人気のフードトラック「Spicy Boys」が常駐しており、ピリ辛チキンサンドにキンキンに冷えた「Icy Boys」を合わせるのが定番の楽しみ方です。
週末には昼からテラス席で音楽イベントが行われることもあり、まさに「オースティンらしさ」を満喫できるスポットと言えるでしょう。「街歩きの合間にクラフトビールで一息」そんなシーンにぴったりの、懐の深いブルワリーです。
住所: 1701 E 6th St, Austin, TX 78702
公式サイト: Zilker Brewing
参考リンク
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CraftBeerAustin(英語): 「10Best | Must Visit Austin Breweries」(2025年4月更新)
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The Infatuation(英語): 「The 13 Best Breweries In Austin」(2024年6月28日)
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Austin Beerworks公式ブログ: 「Founded in 2011 by four beer enthusiasts...」 (創業背景)
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Eater Austin: 「Pinthouse Pizza... will officially open its doors this Thursday, October 25th 2012...」 (Pinthouse創業情報)
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その他参考: 各ブルワリー公式サイト、現地口コミサイト(Yelp、TripAdvisor)など.