No Beer No Life

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シカゴ留学日記

地元で愛され、観光でも立ち寄りやすいニューオーリンズのクラフトビールブルワリー5選【アメリカ・ビールメモ】

ニューオーリンズはジャズやクレオール料理だけでなく、近年クラフトビールシーンも盛り上がっています。地元のビール好きに愛され、旅行者でも気軽に訪れやすいブルワリーを5軒厳選しました。それぞれ個性的な醸造所ばかりなので、美味しいビールとともにニューオーリンズの雰囲気を満喫してみてください。

 

NOLA Brewing Co.(ノラ・ブリューイング)

概要・雰囲気: 2008年創業のNOLA Brewing(公式サイト: nolabrewing.com)は、ニューオーリンズのクラフトビール黎明期から活躍する老舗ブルワリーです。ダウンタウン南側のアイリッシュ・チャンネル地区、チャップトゥーラス通り沿いに大きな醸造所とタップルームを構えています 。倉庫を改装した開放的な雰囲気のタップルームでは、軽めのラガーからホップの効いたIPA、サワーエールまで種類豊富なビールを楽しめます。

 

2階席や屋上スペースもあり、週末には地元のビールファンで賑わう人気スポットです。醸造所併設のピザ店「NOLA Pizza Co.」ではニューヨークスタイルのピザを提供しており、発酵のプロであるブルワリーの知識を生かした絶品ピザはビールとの相性も抜群です。ランチタイムにピザを頬張りながら出来たてビールを味わうのもおすすめです。

住所: 3001 Tchoupitoulas St, New Orleans, LA 70115

NOLA Brewingを代表する「Hopitoulas IPA」の缶。ウェストコーストスタイルの苦味とモルティな甘みが調和した人気IPAです。ニューオーリンズの通り名“Tchoupitoulas”にちなんで名付けられました。

 

おすすめビール: 看板ビールの「NOLA Blonde Ale」は5種類のモルトと2種類のホップから生まれるバランスの良いブロンドエールで、日常的に飲みやすい一杯です。一方、「Hopitoulas IPA」は地元のホップ好きも唸る本格派IPA。西海岸風の爽快な苦味と柑橘の香りが特徴で、ニューオーリンズ産IPAの代表格とも言える存在です。タップルームではこの他にも季節限定のIPAシリーズや長期熟成のサワーエールなど、常時10種類以上がラインナップされています。工場見学ツアーも開催されているので、時間が合えば醸造の舞台裏を覗いてみるのも良いでしょう。

 

おすすめポイント: ビールのクオリティは折り紙付きで、市内のレストランやバーでもNOLAのビールを見かけるほど地元定番のブルワリーです。併設のピザのおかげで食事も楽しめるため、お昼時に立ち寄ってビールと一緒に腹ごしらえするのも◎。開放的な空間と屋上テラスで昼下がりから夕暮れ時までゆったり過ごせる、ニューオーリンズ旅行で外せない醸造所です。

 

 

www.musachicago.com

 


Urban South Brewery(アーバン・サウス・ブリュワリー)

概要・雰囲気: Urban South Brewery(公式サイト: urbansouthbrewery.com)は、ガーデン・ディストリクト地区のチャップトゥーラス通り沿いに位置する、ニューオーリンズ最大規模のクラフトブルワリーです 。広々とした倉庫風のタップルームには長テーブルやベンチがずらりと並び、奥には醸造設備が堂々と構えています。壁際にはアーケードゲームやコーンホール(輪投げ)のスペースもあり、週末には家族連れがお子さんと一緒にゲームを楽しむ姿も見られるほどアットホームでファミリーフレンドリーな雰囲気です。

 

外のフードトラックやポップアップの料理販売も頻繁に行われ、フライドチキンサンドやタコスなど日替わりグルメとビールのペアリングも楽しめます。伝統的な欧州ビール造りの技法に南部ならではの新しいアメリカンスタイルの遊び心を融合させており、暑いニューオーリンズの気候に合った飲みやすいビールが揃っています。

住所: 1645 Tchoupitoulas St, New Orleans, LA 70130

Urban Southの定番「Holy Roller IPA」のカラフルな缶デザイン。トロピカルフルーツのようなジューシーな香りが人気のニューイングランドIPAです。

おすすめビール: フラッグシップの「Holy Roller Hazy IPA」はモザイクとシトラホップ由来の南国フルーツのジューシーな風味が特徴で、爽やかな飲み口ながら飲み応えのある看板IPAです。アルコール度数6.3%と程よいバランスで、地元のクラフトビールファンにも根強い人気があります。また、軽めのアメリカンラガー「Paradise Park」は暑い夏日にぴったりのゴクゴク飲める一杯で、ニューオーリンズのいたるところで見かける定番商品となっています。

 

ユニークな路線では、ライムとキュウリを使ったゴーゼ(塩味ビール)など実験的フレーバーのビールや、自家製ハードセルツァー(アルコール発泡水)も提供しており、ビールが苦手な人でも楽しめるバラエティの豊かさです。

 

おすすめポイント: 地元最大手だけあってビールの種類は常時25種以上と充実しており、何度訪れても新しい発見があります。とにかく広々としたタップルームは開放感抜群で、大人数のグループでも余裕を持って過ごせます。家族連れ歓迎の雰囲気でジュースボックス(紙パック飲料)まで用意されている気配りも嬉しいところです。観光で歩き疲れたら、涼みがてらUrban Southに立ち寄ってゲームに興じつつクラフトビールを味わえば、旅の良い気分転換になるでしょう。


Parleaux Beer Lab(パーロー・ビアラボ)

概要・雰囲気: Parleaux Beer Lab(公式サイト: parleauxbeerlab.com)は、ダウンタウン東側のバイウォーター地区にひっそり佇む小規模マイクロブルワリーです。「Parleaux(パーロー)」とはフランス語で「水辺のそば(par + l’eau)」を意味し、ミシシッピ川沿いのBywater(バイウォーター)にあることに由来しています。

 

フランス語名はニューオーリンズのフランス文化への敬意も表しており、地域コミュニティとの結びつきを大切にする姿勢がうかがえます。店名に「Beer Lab(ビアラボ)」とある通り、この醸造所には定番の看板ビールが存在しません。毎回少量ずつ実験的なビールを醸造しているため、タップリストは訪れる度に入れ替わります。ベンチとピクニックテーブルが並ぶシンプルで気取らないタップルームは、仕込み釜からわずか数歩の距離。醸造設備を間近に眺めながら飲むビールは格別で、まるで研究室(ラボ)を訪れたようなワクワク感があります。奥に広がる屋外ビアガーデンも魅力で、ブランコやボードゲームが置かれたリラックス空間は地元の家族連れや犬連れにも大人気です。

住所: 634 Lesseps St, New Orleans, LA 70117

Parleaux Beer Labの屋外ビアガーデンにて、自家製ビールを太陽の下で楽しめます。小規模醸造ならではの実験的なビールが魅力です。写真のように季節ごとに様々なスタイルのビールが登場します。

 

おすすめビール: 「これが定番」というビールが無い代わりに、毎回意欲的でユニークなビールに出会えるのが魅力です。例えば、過去にはフレッシュなラズベリーとチェリーで樽熟成したスタウトや、ショウガとライムピール、ヒマラヤンピンクソルトにコリアンダーまで加えた夏限定のゴーゼ(塩味ビール)など、他ではなかなか味わえない創作ビールを次々と生み出してきました。

 

また紅茶の一種ルイボスティーを使ったドイツ伝統のアルトビールに挑戦するなど、ビアスタイルの枠にとらわれない自由な発想には驚かされます。訪れる時期によってラインナップがガラリと変わるため、「次はどんなビールに出会えるだろう?」と毎回楽しみになることでしょう。

 

おすすめポイント: 小さな醸造所ならではのアットホームさもParleauxの魅力です。近所の常連さんも多く、ひとりで訪れてもスタッフや隣の席の人と気さくに会話が弾むこともしばしば。「初めて来たのに昔から通っていたような居心地の良さ」を感じられる温かい空間です。

 

フードトラックが来る日もありますが、持ち込みもOKなので近くのマーケットで料理をテイクアウトしてビアガーデンで味わうのもおすすめ。観光で人気のスポット「バカナル・ワイン」(Bywaterの屋外レストラン)から徒歩圏内にあるので、音楽や食事を楽しんだ後にParleauxでクラフトビールで乾杯すれば、ローカルな夜を満喫できるでしょう。


Port Orleans Brewing Co.(ポート・オーリンズ・ブリューイング)

概要・雰囲気: Port Orleans Brewing Co.(公式サイト: portorleansbrewingco.com)は、アップタウン地区のチャップトゥーラス通り沿い、ニューオーリンズ港の近くに2017年に誕生したブルワリーです。「海面下で醸造する(Brewed Below Sea Level)」というユニークなモットーを掲げ、開業当初から大型の30バレル醸造設備を導入して市内各所への流通にも力を入れてきました。

 

その甲斐あって、街中の高速道路沿いにはPort Orleansのロゴと「Brewed Below Sea Level」のキャッチフレーズが入った大きな看板が掲げられ、地元ブランドとしての存在感を示しています。タップルームは天井が高く開放的で、16のタップから多彩なビールが注がれます。併設のレストラン「Avo Taco」では本格的なタコスやグァカモレ、バーガーや手羽先など南部風アレンジの料理を提供しており、ビールとのペアリングも好評です。犬同伴OKの屋外パティオや子供連れに嬉しいキッズフレンドリーなスペースもあり、家族みんなで立ち寄れる地域密着型のブルワリーとなっています。

住所: 4124 Tchoupitoulas St, New Orleans, LA 70115

Port Orleansのロゴグラスに注がれた「Vice Versa IPA」。トロピカルな香りとジューシーな味わいが楽しめるヘイジーIPAで、同社のフラッグシップビールの一つです。

 

おすすめビール: 港町ニューオーリンズらしく、Port Orleansでは海や街にちなんだ名前のビールが揃います。Riverfront Lager(リバーフロント・ラガー)はミシシッピ川の河岸をイメージしたゴールデンラガーで、ピーチのようなフルーティーな香りと軽やかな飲み口が特徴です。Vice Versa(ヴァイス・ヴァーサ)はホップのジューシーさを前面に出したヘイジーIPAで、濁りのある見た目からは想像できない柔らかな飲み心地で人気を博しています。

 

この他にも、カロリー控えめのライトラガー「Low Tide」やコクのあるブラウンエール「Bucktown Brown」、コクとキレを両立させたケルシュ「Kennerbräu」、メキシカンスタイルの爽快ラガー「Dorada」など、多彩なラインナップが魅力です。タップルームでは季節限定や実験的なビールも含め常時10種類以上が楽しめるので、ぜひテイスターセットで色々飲み比べてみてください。

おすすめポイント: 「Port Orleans(港のオーリンズ)」の名の通り、海や港にまつわる世界観を感じられるブルワリーです。店内には船舶の舵輪をあしらったロゴが飾られ、どことなく航海に出るようなワクワク感があります。実際にビールのクオリティも折り紙付きで、Brewery of the Yearを受賞した実績もあるほど(※公式サイトより)。美味しいタコスとビールでお腹も心も満たされたら、すぐ近くのマガジンストリート散策へ繰り出すのも良いでしょう。ガーデンディストリクト観光の途中に立ち寄りやすい立地なので、ニューオーリンズ旅行のプランに組み込みやすい便利な醸造所です。

 


Brieux Carré Brewing Co.(ブリュー・カレ・ブリューイング)

概要・雰囲気: Brieux Carré Brewing(公式サイト: brieuxcarre.com)は、フレンチクォーター東隣のマリニー地区にある小さなマイクロブルワリーです。名前の由来は、ニューオーリンズ旧市街の別名「Vieux Carré(ヴィュー・カレ=フレンチクォーター)」をもじったもので、フランス語で「醸造(Brew)」と「広場(Carré)」を掛け合わせたユニークなネーミングになっています。フレンチメン・ストリートのすぐ近くという絶好のロケーションで、ライブハウス巡りやナイトマーケット散策の合間に立ち寄りやすいのも魅力です。

 

タップルームは木造の小ぢんまりとしたスペースで、その広さは約400平方フィート(約37㎡)ほどしかなく、「全米で最も小さいブルワリーの一つ」とも呼ばれるほど。しかしそのコンパクトさがかえって居心地の良い雰囲気を生み出しており、スタッフや他のお客さんとの距離も近くアットホームです。ブリュー・カレでは敢えて定番ビールを持たずに、その時々で小規模な実験的ビールを醸造する方針を取っています。

 

醸造設備がタップルームに隣接しているため、出来たてのビールを提供しながらお客さんの反応をすぐ新作に反映できるのも小さな醸造所ならでは。伝統的でない素材も積極的に取り入れており、例えばハラペーニョとパクチー(シラントロ)を使ったペールエールなど意外なレシピにも果敢に挑戦しています。

 

住所: 2115 Decatur St, New Orleans, LA 70116

ブリュー・カレのタップから注がれた自家製ビール。小規模ながらタップハンドルがずらりと並び、多彩なスタイルのビールが次々と登場します。クリーミーな泡が美しいヘイジーIPAも人気。

 

おすすめビール: 前述の通り固定ラインナップはありませんが、その代わり常に「次はこんなビールを造ってみよう!」というチャレンジ精神にあふれた醸造所です。過去には燻製麦芽を使ったポーランド伝統のスモークラガー「グロヂスキー」や、ヒースの花とはちみつで香り付けしたグレープエールなど、ユニークなビールを提供してきました。

 

その時々で醸造家が面白いと感じたスタイルを仕込んでいるため、メニューに載っているビール名も個性的。例えばフレンチメン・ストリートにちなんだFrenchmen Beer du Garde(フレンチメン・ビエール・ド・ギャルド)や、コミックヒーローの名をもじったFalcon Warrior IPAなど、遊び心たっぷりのネーミングが並びます。何が出てくるか分からない驚きもブリュー・カレならではなので、ぜひ店員さんにおすすめを聞きながらトライしてみてください。

 

おすすめポイント: フレンチクォーターでジャズクラブが立ち並ぶ有名なBourbon Street(バーボン通り)とはひと味違い、地元民や通好みの音楽好きが集まるFrenchmen Street(フレンチメン通り)でクラフトビールが飲める貴重なスポットです。ライブハウスで生演奏を楽しむ前後のウォーミングアップに、新鮮な地ビールで喉を潤す贅沢はニューオーリンズならでは。

 

奥には緑に囲まれた中庭があり、天気の良い日は心地よい風に吹かれながらビールを味わえます。まさに隠れ家のような雰囲気で、観光客で賑わう中心街から少し離れてほっと一息つける穴場的ブルワリーです。ビール好きの方はもちろん、「ニューオーリンズでちょっと変わった体験がしたい」という旅行者にもぴったりの一軒と言えるでしょう。


参考リンク(出典)

  • NOLA Brewing Company – Explore Louisiana

  • Beer Lover’s Guide to New Orleans – NewOrleans.com

  • Urban South Brewery – Explore Louisiana

  • Parleaux Beer Lab – Explore Louisiana

  • Port Orleans Brewing Company – Explore Louisiana

  • Brieux Carré Brewing Company – Explore Louisiana

  • Brieux Carré Brewing Co.(Faubourg Marigny) – Beer Me NOLA

  • その他参考レビュー・記事: musachicago「ニューオーリンズのおすすめブルワリー」(2020), Yelp各種レビュー (2023)

 www.musachicago.com

www.musachicago.com

 

www.musachicago.com

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