入団以来カブスの期待を背負うダルビッシュ投手が今季三戦目にしてついに本拠地初登板。
ダウンタウンのカブスショップではお店の入り口に背番号11のユニフォームが飾られるなど注目度は十分のダルビッシュ投手。本拠地の初登板ではどのようなピッチングを見せてくれたのでしょうか。
4/13金曜日。13日の金曜日ということでアメリカ人的にはちょっと不吉な日にちですがここでダルビッシュ投手の本拠地リグリーフィールドの初登板になりました。
結果
雨が降るという予報もあった中ダルビッシュ投手が先発。試合前は少し小雨が降っていましたが開始時には曇り。でもかなり寒かったです。気温は8℃ですがスタジアムは風も吹いて体感では5度以下。相変わらずシカゴは寒い、、、
金曜日の昼間そして寒さもあってかスタジアムは少し空いていました。これは試合開始直後なので実際はもうちょっと埋まってます。
ダルビッシュの本拠地デビュー
初回、2回とかなり球数もかかり、満塁のピンチも迎えますがなんとかしのぎます。とてもひやひやしました(笑)
3,4回はしっかり押さえ、相手の投手との投げ合いに。この日は相手のサンチェス投手がとてもよかった(結果6回無失点)
しかし、5回でした。二塁打の後ボークとワイルドピッチで失点。ボークが宣告された際はかなり納得いかない様子だったので、そこで少しリズムがくるってしまったのかもしれません。
その後も立て直すことができず、ランナーを二人おいたところで、ライトポール際にホームランを打たれてしまい計4失点。その後は相手の打順が8番9番ということで、コーチとマウンドに集まって、この回は続投で何とか抑えてくれという話だったと思うのですが、バントヒット、ピッチャーにフォアボールを出したところで降板。最後まで立ち直れませんでした、、、
あのボークさえなければ何とか悪いなりにも抑えてくれたと思うのですが、、、残念。次回に期待します。その後は中継ぎが抑えてくれたので105球を投げて4回2/3、4失点という結果でした。
面白かったのはダルビッシュが打たれたホームランボールを取ったファンが、そのボールをフィールドに投げ返し、歓声が起きていたこと。
相手チームが打ったホームランボールなんていらねえよ!と投げ返し、そしてそれに対してよくやった!という歓声でしょうか(笑)カブスファンの意地ですね。
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その後も、、、
6回以降、カブスのいい当たりももうひと伸び足りず、打線にもつながりを欠き(散発4安打、、、)、結果はカブスが4-0で敗戦。ダルビッシュは今シーズン初黒星を喫してしまいました。
今期のカブス打線があまり調子がよくないのもありますが、ダルビッシュ投手の投げるリズムが悪いという話もよく聞きます。おそらく非常に丁寧に一球一球集中して投げているのでしょうが、一球投げるまでに相手の投手よりもほぼ倍の時間かかっているような印象です。
少しのミスがホームランにつながる厳しさもあるのがメジャーの怖さです。それでも、ピッチャーの投球のリズムが打線に影響するということも考えられるので。、もう少し攻撃のリズムにつながるような軽快な投球が見てみたいなとも思ってしまいます、、、
今後に期待!
やはりMLBに来てもストレートで勝負できる日本人投手が少ないことから真っ向勝負を期待してしまいます。
ぼくが最初にカブスのゲームを観戦した時の先発がジェイク・アリエッタ。彼がFAになりその代わりといってもいいタイミングでダルビッシュがカブスに来ました。そのアリエッタを最初に見た時の印象が打者との真っ向勝負の激しさ。
日本のプロ野球だと技術を精一杯駆使して、チームの勝利に貢献することが最大の優先事項といえるでしょう。しかし、この最初の試合で見たのはアリエッタ投手の気迫と打者の真っ向勝負。そしてそれを盛り上げる観客のスタンディングオベーション。もちろん勝敗が大切なのは変わりませんが、それでも自分の力で勝負することを一番大切にする。これがアメリカなのかと感動した思い出があります。
そういった雰囲気のあるMLBにおいてストレートの力で勝負ができる数少ない投手という意味でもダルビッシュ投手には期待しています。スタジアムでもダルビッシュ投手のジャージを着た観客をよく見かけました。
今後しっかり修正してカブスの優勝に貢献してくれると信じています!
スクリーンでもしっかり紹介されていました。
まとめ
ダルビッシュ投手の本拠地初登板。5回もたずに敗戦投手になってしまいました。何とかもちこたえていたので、打線の援護か、せめてボークがなかったら、、、と悔やまれます。
まだ勝ちがつかないダルビッシュ投手も心配ですが、カブスの打線も心配、、、
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