ドイツといえばバウムクーヘン。層を重ねて焼き上げられるその美しい形と香ばしい甘さは、ドイツ菓子の象徴ともいえる存在です。そして、ドレスデンはそのバウムクーヘン発祥の地のひとつとして知られています。その中でも、老舗として名高い「クロイツカム(Kreutzkamm)」は、一度は訪れてみたい名店です。
特に第二次世界大戦後の混乱期を乗り越え、クロイツカムはその伝統を守りながら現在もドイツ菓子文化を支えています。ドレスデンに本店を構え、バウムクーヘンの製法と味を今に伝える数少ない存在として、地元の人々や観光客から愛されるお店です。
ちなみにご存知の方も多いと思いますが、バウムはドイツ語で木、クーヘンはケーキのことです!切り口が木の年輪みたいだからでしょうか。
今回は、クロイツカムの歴史やおすすめ商品、そして魅力について詳しくご紹介します。ドレスデン観光の合間にぜひ立ち寄りたいお店です!
クロイツカムの歴史
クロイツカムは、1825年にドレスデンで創業した老舗の菓子店。創業当初からバウムクーヘンをはじめとする高品質な焼き菓子で名を馳せ、ドイツ国内はもちろん、国外の王室や貴族からも愛されてきました。
こんな感じで薄く切って食べるのが本場!?日本のバウムクーヘンはふわふわですがこちらのは意外と固めでしっかりした生地です。
•公式サイト:https://www.kreutzkamm.de/
可愛らしいバウムクーヘン!見るだけで楽しめます!
おすすめ商品
1. 伝統的なバウムクーヘン
クロイツカムの看板商品は、やはり「バウムクーヘン」。層ごとに丁寧に焼き上げられたバウムクーヘンは、しっとりとした食感とほのかな甘さが特徴です。素材には厳選されたバターや卵が使われ、シンプルながらも深い味わいを楽しめます。特に人気なのは、シュガーコーティングされたクラシックなタイプ。香ばしい甘さが広がり、一度食べたら忘れられない美味しさです。
2. チョコレートバウムクーヘン
もうひとつの人気商品が、「チョコレートバウムクーヘン」。伝統的なバウムクーヘンに、濃厚なダークチョコレートをコーティングした贅沢な一品です。甘さ控えめで、コーヒーや紅茶との相性も抜群。家族や友人へのお土産にもぴったりです。
3. ミニバウムクーヘン
一口サイズの「ミニバウムクーヘン」は、手軽に楽しめる商品としておすすめ。個包装されているので、ばらまき用のお土産にも便利です。フレーバーも数種類あり、いろいろな味を楽しめる詰め合わせボックスも人気です。
4. バウムシュトレン
ドレスデンといえばシュトレンですが、クロイツカムでは「バウムシュトレン」というユニークな商品も販売しています。バウムクーヘンとシュトレンが融合した一品で、見事に調和した味わいが楽しめます。
いろんな種類があります。
カップなどのグッズも売っています。
バウムクーヘンとドレスデン
「バウムクーヘン」という名前は、ドイツ語で「木のケーキ」を意味します。その名の通り、断面が年輪のように見えることからこの名前がつけられました。ドレスデンでは、この美しいお菓子が19世紀から広く親しまれ、結婚式や特別な祝宴には欠かせない存在となっています。
また、クロイツカムのバウムクーヘンは、皇帝ヴィルヘルム2世が愛したお菓子としても知られています。その伝統と味わいは、時代を超えて多くの人々に愛されています。
店舗情報とアクセス
クロイツカムのお店は、ドレスデン旧市街、アルトマルクトギャラリエの中に位置し、観光地からもアクセスしやすい場所にあります。店内は落ち着いた雰囲気で、ショーケースに並ぶ美しいバウムクーヘンやお菓子に目を奪われることでしょう。オンラインショップもあるので、旅行後もその味を楽しむことができます。
•住所:Im Eingang der Altmarktgalerie, Altmarkt 25, 01067 Dresden
•公式サイト:https://www.kreutzkamm.de/
併設のカフェでコーヒーと一緒に楽しむこともできます。
ケーキなども美味しいのでぜひ!
まとめ
クロイツカムは、ドレスデンの伝統とバウムクーヘンの魅力が詰まった素敵なお店です。しっとりとしたクラシックなバウムクーヘンや、チョコレートでコーティングされた一品、さらにはミニサイズのバウムクーヘンなど、選ぶ楽しさも満載。地元の歴史を感じながら、甘いひとときを過ごしてみてはいかがでしょうか?
ドレスデン観光の合間にぜひ立ち寄って、クロイツカムのバウムクーヘンを味わい、自分へのご褒美や大切な人へのお土産にぴったりの一品を見つけてください!