年が明けてNFLシーズンも佳境.今回は複雑なアメリカNFLのプレーオフの仕組みについてまとめておきます.今年はシカゴベアーズも頑張ってます!
NFLのシーズン
毎年秋に開幕するNFLのシーズン.各チーム16試合を戦いその勝率でプレーオフに進出できるのが12チーム.
年明けからプレーオフが始まり,アメリカプロスポーツの大イベントスーパーボウルに向けて1か月ほどの戦いが繰り広げられる.
プレーオフに出場できるチーム
出場できるのは各カンファレンス(AFC,NFC)から各6チームずつ.スーパーボウルはAFC,NFCのチャンピオン同士が戦うのでその前の段階のプレーオフの仕組みをNFCを参考に説明します.
NFC(ナショナルフットボールカンファレンス)は4地区(North, south, east, west)に分かれていて,まずそれぞれの地区の優勝4チームは勝率で第一シードから第4シードに振り分けられます.
残りの二枠(第五シード,第六シード)は優勝チーム以外で勝率が高いチームが選出されます.MLBと同様にワイルドカードと呼ばれるので
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プレーオフの流れ
プレーオフは4つのラウンド(ワイルドカードラウンド,ディビジョナルラウンド,カンファレンスチャンピオンシップ,スーパーボウル)に分かれ,両カンファレンスの合計12チームが一発勝負の試合を毎週行うことになります.
ワイルドカードラウンド
まず最初の二試合はワイルドカードラウンドと呼ばれ第3シードvs第6シード,第4シードvs第5シードが激突します.地区優勝した第3シード,第4シードはホームで試合を開催できる,順位の低いチームと対戦できるというメリットはあるものの,結局ワイルドカードのチームと同じだけ勝ち抜かなければなりません.
地区内で優勝するだけでなく,カンファレンス内での勝率を高く保つこと(カンファレンスの優勝チームの中で勝率上位2チーム)が試合数を抑え選手の消耗を避けるためには求められるということになります.
ディビジョナルラウンド
第1シード,第2シードはここでプレーオフ初試合.ワイルドカードラウンドを勝ち抜いた二チームと戦います.
ここでも第一シードは勝ち抜いた二チームのうちシード順が低いチームと,第二シードはもう片方のチームと試合が組まれるので多少のアドバンテージがあることになります.
カンファレンスチャンピオンシップ
ディビジョナルラウンドを勝ち抜いた二チームによるカンファレンス王者を決める戦いになります.
こちらもシード順によってホームアドバンテージが得られます.
スーパーボウル
これだけの長い道のりを勝ち抜いてたどり着けるのがアメリカプロスポーツの最大イベント.スーパーボウル.
チケットは平均30万円以上,広告収入は200憶円以上,視聴率は45%を超え1億人以上が視聴するモンスターイベント.
これまでのステージとは異なり,開催地も数年前に決められているので,出場チームがホームで試合をやれることはかなり珍しいです.
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まとめ
カレッジフットボールに比べれば幾分マシですが,勝率がだいぶ効いてくるのでプレーオフの仕組みを知っていると順位の見方も少し変わってくるのではないでしょうか.
シカゴベアーズは今年NFC北地区の1位で第三シードとなり,前年王者のフィラデルフィアイーグルス(NFC第6シード)とワイルドカードラウンドで戦います.一発勝負の厳しい戦いですがなんとか勝ちぬいてシカゴを盛り上げてほしい!