ドレスデンからわずか20キロほどのラーデボイルという街に位置するワッカーバース(Schloss Wackerbarth、ドイツ語っぽくいうとヴァッカーバート?)は、ドイツでも特に美しいとされるワイン園の一つです。このワイン園は、ザクセン州のワイン文化を象徴する場所で、美味しいワインを作っています。この記事では、ヴァッカーバートの魅力と、そこで楽しめるワイン体験について詳しく紹介します。
ヴァッカーバートの歴史と伝統
ヴァッカーバートの歴史は、18世紀に遡ります。1727年にザクセンの貴族、オーガスト・クリストフ・フォン・ヴァッカーバート伯爵によって設立されました。彼は、バロック様式の美しい宮殿と庭園を作り上げ、この地でワイン造りを始めました。ヴァッカーバートは、長い歴史の中でさまざまな所有者の手を経て、今日ではドイツで最も古いスパークリングワイン生産者の一つとして名を馳せています。
ドレスデン中央駅からは電車で20分程度そこから10分くらい歩いたところですので日帰りで十分楽しめます。
風景と雰囲気
ヴァッカーバートの最大の魅力の一つは、その美しい景観です。エルベ川に面した丘陵地帯に広がるブドウ畑は、四季折々の風景が楽しめるスポットとして人気です。特に、秋には黄金色に輝くブドウの葉が辺り一面を覆い、訪れる人々を魅了します。ワッカーバースでは、宮殿や庭園を散策しながら、ザクセン州の豊かな自然と文化に触れることができます。
ワイン体験
ヴァッカーバートを訪れる際の最大の楽しみは、やはりワインです。ここでは、ザクセン州の特徴的なワインを味わうことができます。特に、リースリングやミュラー・トゥルガウといった白ワインが有名で、その繊細な味わいとフレッシュな酸味が特徴です。また、ワッカーバースはスパークリングワインの生産でも知られており、その品質は国内外で高く評価されています。
ワインの飲み比べができるのが最高!
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こちらはワインメニュー
ヴァッカーバートでは、ワインテイスティングのツアーが提供されており、地元のワインの歴史や生産プロセスを学びながら、実際にワインを試飲することができます。ツアーには、ブドウ畑の見学、ワインセラーの訪問、そしてソムリエによる専門的な解説が含まれています。ワイン愛好者にとっては、この上ない体験となるでしょう。詳細は公式ページをご覧ください。ワインを飲むだけであれば予約は必要ありませんが土日は混雑が予想されますのでご注意ください!
食事
一応おつまみ程度のものは揃っていてチーズやアイスなどの冷たいものとソーセージやプレッツェルといったお馴染みの暖かい料理が食べられます。夜ごはんにするには少し足りないかもしれませんが、おやつや昼食程度であれば問題ないと思います。
冷たい食事のメニュー
ヴァッカーバートのイベント
ヴァッカーバートでは、年間を通じてさまざまなイベントが開催されています。ワイン収穫祭やクリスマスマーケット、さらには音楽コンサートなど、多彩なイベントがあり、訪れる時期によって異なる楽しみ方ができるのも魅力です。特に、ワインフェスティバルでは地元の食材を使った料理とともに、豊富な種類のワインを堪能することができ、地元の人々との交流も楽しめます。混雑が予想されますので、予約が必要になったりすることがあるかもしれません。
美しい庭でワインを堪能できます。
まとめ
ドレスデン近郊を訪れるなら、ヴァッカーバートはぜひ立ち寄るべきスポットです。その歴史と伝統に彩られたワイン園で、美しい自然とともに最高のワイン体験が待っています。エルベ川沿いの風景や、バロック様式の宮殿、そしてヴァッカーバートでしか味わえないワインの数々を、心ゆくまで楽しんでください。