No Beer No Life

アメリカ・ドイツ・日本のどこかに住んでいます。これまで飲んだビールの種類は1000種類以上。ビール、留学、旅行、ガジェットなどの情報を発信!

シカゴ留学日記

体温で発電!充電不要のスマートウォッチMatrix Power Watch 2をGalaxy Watchと比較![おすすめ紹介]

充電する必要がない新しいスマートウォッチの第二弾Matrix Power Watch2の紹介!思ったよりも作りがしっかりしていて、意外と使える!

f:id:musakazz:20190214140400p:plain

Power Watch 2 参照:https://www.powerwatch.com/ 

 

新作Matrix Power Watch 2

 

Power Watchの新型となるPower Watch2がついに発売になりました。もともと興味があったのでIndigogoでサポートをすることを決めてから早約1年。やっと届きました。

 

前作からの進化はカラー画面,GPS, Notification, Sleep Tracking, Heart Rateなど盛りだくさん!よりスマートウォッチらしくなり、つくりもしっかりとしているので満足!画面も思ったよりはっきりと表示され、第一印象はいい感じ。

 

本当に、充電なしでどのくらい持つのかはこれからつけながら見ていきたいと思います。

 

USBなどでの充電はできず、こちらの専用充電パッドに置くことで充電します。シンプルに熱くなることで充電します。 

Galaxy Watch Active 2と比較

ヘルストラッキング機能

最近のお気に入りGalaxy Watch Active 2とヘルストラッキング機能を比べてみました。一日だけど本田圭佑スタイルで両手にスマートウォッチをつけるのは少し変な感じ。

 

歩数計。Power Watch 2は12700、Galaxy Watch Active 2では11414、スマホでは9878歩でした。スマホは常に持ちあるいているわけではないので、少ないのはわかる。少し多くカウントしてるかもしれないけど意外と悪くない。

 

てかジムに行ったわけでもないのになぜ私は1万2000歩も歩いているのだろうか。

 

Power Watchのカロリーは発電量(体温)から計算されてるらしい。Power Watchが611、Galaxy Watch Active 2が559となっているのでこちらも意外と正確なのではないか。

 

心拍数もほぼ変わらず。

 

初めて搭載された機能にしては結構頑張っているように思います。 

 

バックライトをつけるとこんな感じ。バックライトなしでも意外と見やすいはっきりとした画面になっているので、そこまで使う必要はなさそう。

 

温度差で発電するということで、厚みが熱くなるのはある程度仕方ないか。結構ごついのが気になるけど、スポーツ系の時計だと思えばそこまでバカでかくはない。

 

見た目もそれなりにプレミアム感があっていい感じ。第一弾よりもだいぶ洗練されたイメージ。

 

ここからアプリ画面をいくつか紹介

f:id:musakazz:20201125125324j:plain

アプリの画面はこんな感じ。夏なのでソーラーの発電量が多いですが、シカゴの冬で使ったときのバランスが気になる。午後はオフィスにいたのでクーラーがきいていて熱による発電が多く、9時のピークは試しに時計の上に氷を置いて無理やり温度差を作ってみた時のものです。意外とちゃんと発電してるっぽい。

 

f:id:musakazz:20201125125329j:plain

心拍数。ピークになっているのところは通勤のため自転車をこいていた時間に対応しています。それなりにあってそうな数値。

 

f:id:musakazz:20201125125338j:plain

体温で発電しているので発熱量からカロリー計算をしています。これは他のスマートウォッチにはない面白い機能。(普通にカロリー計算はしてくれるけどね。)

 

f:id:musakazz:20201125125346j:plain

歩数。Galaxy Watchと一緒につけていましたが誤差は10%くらい。どっちが正しいのかはわからないけどどっちかを信じるならSamsungか。

 

f:id:musakazz:20201125125354j:plain

こんな感じでソーラーと熱電の発電量を一目で見ることができます。ソーラーが圧倒的なのかと思いましたが、意外と体温による発電量も多い。

 

 

www.musachicago.com

 

Matrix Industries

2011年にシリコンバレーで設立されたスタートアップカンパニー.創立メンバーはCaltechやMITなど有名大学のPhDや技術者の方々.独自に開発した高性能熱電材料を軸にして,様々なデバイスの開発を行っています.2017年に熱電材料を電源とするスマートウォッチPower watchをIndigogoを通じたクラウドファンディングによって発売しました.

 

今回はその第二弾、Power Watch 2。ヘルストラッキング機能などスマートウォッチらしい機能を付け、さらにソーラーパネルも文字盤周りに配置することで、体温と太陽光の両方から充電ができるようになっています。

www.youtube.com

 

充電不要のスマートウォッチ

特にアメリカではかなり普及が進んでいるスマートウォッチ.しかし,常に問題として挙げられるのが充電間隔の短さ.Apple watchでもほとんど毎日充電しなければなりません.

 

そんな問題を一気に解決したのが熱電材料を使ったPower watch.熱電材料を用いて充電いらずのスマートウォッチの開発に成功しました.

 

熱電材料

熱電材料とは温度差から電圧を生み出す半導体の一種です.その長い耐用年数とメンテナンスいらずの特性からこれまで宇宙探査機の電源などに用いられてきました.

 

温度差があればどこでも発電できる反面,その効率の悪さからこれまで地球上ではあまり普及してきません.どこにでもある"温度差"というエネルギーをもとに有用な電気を作ることができる材料として長く研究開発が行われていて,将来的には独立したセンサー類(IoTへの応用)やエネルギーハーべスティングといった応用先が期待されています.

 

今回発売されたPower watchでは体温と外気温のわずかな温度差からスマートウォッチを動かすのに必要なだけの電力を作り出しています.材料の性能向上とデバイス省電力化によって,熱電材料の電源としての利用に成功しました.

 

Power watch

f:id:musakazz:20190214140218p:plain

参照:https://www.powerwatch.com/

 

満を持して発売されたこのPower watch.体温と外気の気温差だけで発電を行いほぼ半永久的な電力供給を売りにしています.ほかの新型スマートウォッチと比べると、まだまだ改善の余地はあるかもしれません,充電不要の謳い文句はかなり信頼でき、面白い試みだと思っています.

 

第一弾は日本のAmazonでも取り扱いあり。 

 

クラウドファンディングのIndigogoから

もともとはクラウドファンディングサイトとしてKickstarterとならび有名なIndigogoで資金集めをし,熱電材料を使ったスマートウォッチの発売を行いました.集まった資金はなんと2億円近くにもなりました.

 

最近は日本でも注目を集めることの多いクラウドファンディングですが,アメリカでは新規事業の立ち上げや新たなアイデアを形にする方法としてかなり定着してきている感があります.こういった前進的な技術を用いた会社をしっかりと支えられるクラウドファンディングサイトができてきたことは消費者にも経営者にもありがたいことですね!

 

似たように飲み物の熱を使ってコーヒーを自動でかき混ぜてくれるマグカップなんかもあります!

japanese.engadget.com

 

写真ギャラリー

 

箱の中はこんな感じ。

 

箱もふたがマグネットでしまっていたり、かなりしっかりしていて、いい意味で驚き。

 

まとめ

日本だと少し値段が高いのがネック。スマートウオッチの現在の問題の一つである充電から解放されたPower watch2。第一弾から比べるとつくりもしっかりして、ヘルストラッキング機能も思ったよりちゃんと動くので期待以上。気になる人はぜひ手に取ってみてください! 

 

www.musachicago.com

www.musachicago.cowww.musachicago.com

www.musachicago.com

-->