No Beer No Life

アメリカ・ドイツ・日本のどこかに住んでいます。これまで飲んだビールの種類は1000種類以上。ビール、留学、旅行、ガジェットなどの情報を発信!

シカゴ留学日記

アメリカPhD課程合格に向けた戦略[学位留学情報]

学位留学の試験は入試というより就活のようなもの。

 

だからこそどこまでやれば安心というのがないのも難しいところ。

やることはたくさんあるし、日々の研究は手を抜けないし、、、

 

正直必勝法はないと思いますが、どのようなことを考えて進めたかを少し書いてみようかと思い立ちました。ちょっと感覚的になるかもしれませんが、少しでも参考になれば。

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自分のケース

一番クリティカルだったのは出願前に複数本論文を出版できていたことだと思います。

それが奨学金、先生とのコンタクトと好循環を生んでなんとか合格できたと思っています。

 

基本的な準備内容はこちら

www.musachicago.com

 

もともと、私のような凡人には行きたい研究室に乗り込んで、やりたいことを直談判して合格を約束してもらうみたいな一点突破は厳しいというのも分かっていました。

 

そこで何を考えたかというと、この論文を出せたという少し他よりも目立てる(可能性がある)手札を生かしてどのような手を次に打てるかということです。

 

まず考えたのが先生へのコンタクトです。海外の有名な先生方は毎日何百通ものemailを受け取ります。論文を持っていることを強調することで、そのmailの山の中から見つけだしてもらえる可能性が少しでも上がるのではないかと考えました。(本当かはわかりません)

 

受け取る先生方はそこまで真剣に考えてないと思います。

たまたまそろそろ来年の新入生も探さなきゃなーなんて、メールを開くこともあるでしょう。(特に学期が終わったころとか?)そこに論文を出したという生徒がいれば1分いや、30秒は時間を使って読んでくれるのではないでしょうか。

 

逆にみんながPhD応募を意識する11月ごろなんかにメールしても埋もれて返ってこない可能性が高いので戦略的に早めに動くことが大事かもしれません。

 

メールする時期、タイトルの書き方、太字を少し使って、、、なんて工夫しても返ってくるのは10%以下。でも論文も何もなくて私はこんなことができます、こんなことがしたいですって叫ぶよりは意味があったはず、きっと笑

 

何とかいくつかの先生から返事をいただき、実際に夏休みを利用してアメリカを訪れました。この後、奨学金を申請する際にはそのお会いした先生からコメントをいただいて提出したりもしました。これは奨学金の獲得に大きな力になったと思います。(これも推測ですが)

 

そして奨学金を獲得できたことがまた大きく一歩合格に近づきます。

奨学金の結果をいただいた11月ごろは修論も本格的になってきていて、精神的にも大きな支えになりましたので応募できる奨学金には挑戦してみることをお勧めします。

  

このように論文というきっかけをもとに、コンタクト(メール)→訪問→奨学金→次のコンタクト・・・という小さなステップを繰り返し、少しずつ可能性を上げていったことで、最終的には総合力で何とか合格を勝ち取れたのだと思います。

 

何が言いたかったかというと一つとっかかりを作りそれを起点にして、好循環のスパイラルを導けるよう意識して動いていたということです。(そのうちもう少しわかりやすく直します、、、

 

きっかけを作る

 上記のように何か一つ目のきっかけ、誰かが興味をもってくれるようなものを作るのがまず第一歩としては必要になるかなと思います。それまで何もやってこなかった人が留学したいですと言っても説得力もなければ目を向けてくれる人すらいないでしょう。

 

私の場合のきっかけとなった論文という要素は、所属する研究室や分野にもよりますし、たまたま実験がうまくいくケースもあります。

 

でもほかにもこういったきっかけを作れる場はあるのではないかと思います。

 

それはインターンかもしれないし、短期留学かもしれないし、学会で先生に直接自分を売り込んだり、講演に来た先生を捕まえることだってやろうと思えばできます。本当に学位留学をしたいと思ったら今自分の置かれている状況の中で何ができるか、どの道を選べば可能性を0%から1%にできるかということを考えてみてください。

 

もう一つ気にかけてほしいことは、学位留学における学生の立場です。アメリカのPhD学生になるということは研究をしながらお金をもらうことと同義になるわけです。それだけのお金をかける価値が自分にはあるということを説得するプロセスが受験だと考えるといいと思います。

 

でもどのきっかけを作るにもやっぱり最初の一歩目は研究を頑張ることだと思います。研究をしに行きたいのにその姿勢が具体的に見えなければ意味のあるきっかけにはならないでしょう。

 

受け入れる側はお金を払って雇うに値する人を取りたいに決まってるので、ある側面から自分の研究能力を客観的に評価してもらえるような結果を得ることを目標にしたうえで、スタート地点、過程、ゴールを描いた戦略をとる必要があります。

 

 長い道のり

 やることもたくさんあるし、周りには同じ境遇の人はなかなかいないのがつらいところ。研究もグループのメンバーと同じかそれ以上にやりながら、英語(憎きTOEFL)の勉強+終わりの見えない出願書類の添削+推薦状などの根回し。

 

考えただけでももうやる気をなくしますね。

 

他のメンバーの就活が終わり、残りの大学生活を楽しもうというときにメンタルを保ち、最後まで粘り切れるかどうかが勝負です。留学仲間を見つけてアドバイス情報交換をするのは非常に実利的にも精神的にも有益なので留学説明会とかで何とか同じ志を持つ仲間を見つけてください!

 

周りへの感謝も忘れずに。 

 最後に

いろいろ書いてきましたが大事なことは迷ったらとりあえずやってみることだと思います。

 

ただその時に何をやるかということに対して考えるとき、上に書いたような戦略を少し頭に入れて動くともしかしたら多少は可能性が高くなるかもしれません。しかもこれも一例ですので、自分なりに考えたうえでとりあえず動くのが一番かもしれません。

 

動いてみて初めてわかることもあるし、なんか違うと思ったらやめればいいだけ。ぼく自身、先生への連絡、先輩への質問、大学訪問、相手の迷惑になるかもしれないと迷うことも多々ありました。

でもどうせ相手が興味を持たなければ無視されるだけですし、とりあえずやってみて、返事が来なくてもたいていそんなものなので気にしなければいいこと。(もちろん礼儀は忘れずに)

 

決して自分と同じことをやれと言ってるわけでも、これがベストだったと言ってるわけでもありません。しかし、どんなことを考えてやっていたかを知るだけでも少しはこれから受験しようという人の参考になれば幸いです。

 

というわけでコメントでも質問でもあればなんでもください。ぼくも忙しかったら無視するかもしれませんが、その時はごめんなさい笑

 


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