チャイコフスキー没後125年ということで有名な白鳥の湖と幻想曲フランチェスカ・ダ・リミニをシカゴ交響楽団が演奏。平日夜にもかかわらずほぼ満席、週末の席はもう売り切れでした。白鳥がすごくよかった。
白鳥の湖
眠れる森の美女、くるみ割り人形と並んでチャイコフスキーの三大バレエとして知られている。チャイコフスキーが初めて作ったバレエ音楽ながらこの完成度。すごい。ですが、プログラムにのっていた解説によると初演当初は演奏者、ダンサーに恵まれなかったこともあり不評だったよう。演奏や踊りのレベルが足りず、演奏できなかった部分もあるくらいだったというから相当ひどかったのでしょう(笑)
脚光を浴びたのは没後ということで、やはり物事を評価するのはここまでのレベルのものであっても難しいんだなあと再認識。
この曲が目的で行ったようなものだけど期待以上によかった。Muti指揮のCSOの演奏の中では一番良かったかも。編成が大きかったのもあるけど、各楽器のバランスがとれていた。しっかりしたベースの上で高音弦楽器が華やかに、自由に動き回り、管がまたいい感じの遊びを加えていたり。出だしのオーボエはもう少し豊かな音色が好みだけどソリストの皆さんさすがに上手で感動。
バレエ版で有名なプティパ イワノフ版の初演はこの前シカゴに演奏に来たマリインスキーの劇場で行われたらしい。次はバレエも見てみたい。
幻想曲フランチェスカ・ダ・リミニ
ダンテの神曲の中の詩を題材にしている。3部で展開される構成は3の倍数を重要視する神曲の影響かな?地獄に落ちた恋人を表現した第3部は金管と打楽器の怒涛のクライマックスが圧巻でした。全然知らない演目も聞いてみると意外に良かったりするのでこういう発見があるのもコンサートのいいところかなと思います。
PROGRAM
Debussy Nocturnes
Debussy Sacred and Profane Dances
Tchaikovsky Francesca da Rimini
Tchaikovsky Suite from Swan Lake
いつも平日だと結構空いてていい席なんですけど今回はUpper Balconyの奥のほうでした。
↓応援よろしくお願いします!
↓こちらもどうぞ
スポンサーリンク