マリインスキーオーケストラ×ショスタコービッチ
今回はCSOではなくマリインスキーオーケストラ。
マリインスキー劇場管弦楽団はピョートル一世によって設立されたロシアで最も古い音楽団体で、サンクトペテルブルクにあるマリインスキー劇場付属の楽団。旧称はキーロフ管弦楽団といい、そのころからヨーロッパ有数のオーケストラ。
曲目もショスタコービッチにプロコフィエフと20世紀のロシア音楽どっぷりということで行くかどうか迷ってはいたけど、結果的には初めてといっていいくらいショスタコービッチの曲の良さがわかったし、聴きに行って良かった。
ゲルギエフ
指揮者のゲルギエフ(Valery Abisalovich Gergiev)は
タイム誌の選ぶ『世界で最も影響力のある100人』にも選ばれたことのある人物。そしてショスタコービッチの研究家という一面もあるらしく、それもあって今回のショスタコービッチ交響曲9番はよかったのかもしれません。
ほかに気になったのはコンマスの人。サイモン・ラトルというか葉加瀬太郎というか見事なボンバーヘッドでした。
演奏
普段はマリインスキー劇場の音楽を演奏しているわけで、この音楽と一緒にバレエとかオペラを聞けたらどれだけ素晴らしいことか。CSOのようにオーケストラだけでコンサートばかりやっているわけではないのかも?しれないが演奏もとても良かった。
曲中にあったソロを聞いててもピッコロ、クラリネット、ファゴットみんなとてもうまい。指揮者の力量、相性もあるのかもしれないけど90人以上の大所帯で演奏しながら、まとまった音を奏でられるかつそれぞれのパートが際立って聞こえてくるのはすごいと思う。迫力と音圧が今までシカゴシンフォニーホールで聞いた中では一番だった。
それもあってか大きな歓声が鳴りやまず、全員のスタンディングオベーションにこたえて二度のアンコール。
演奏する側も重めの曲が多いことを意識していたのかアンコールの曲はローエングリンから比較的聞きやすめの曲でした(笑)
いつかマリインスキー劇場でバレエとかオペラ鑑賞できたら最高だなー
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プログラム
SHOSTAKOVICH, PROKOFIEV, R. STRAUSS
Wednesday, November 8, 2017
Shostakovich Symphony No. 9
Prokofiev Piano Concerto No. 2
R. Strauss Ein Heldenleben
Rachmaninov Etude-Tableaux, Op. 39, No. 2 [ENCORE before intermission]
Wagner Prelude to Act I of Lohengrin [ENCORE]
Wagner Prelude to Act 3 of Lohengrin [ENCORE]