ホーネックをゲスト指揮者に迎え、ベルグのヴァイオリン協奏曲、シューベルトの交響曲第9番をシカゴ交響楽団が演奏。
ホーネック×シューベルト、ベルグ@CSO
指揮者マンフレート・ホーネック
指揮者のホーネック(Manfred Honeck)は現在Pitsberg交響楽団の監督。マンフレート・ホーネック某音楽好きおじさんによると、現在世界でも屈指の指揮者だとか。
個人的にも低音がよく鳴るので好きな方だけど細かいところまではよくわからない。そのうちわかるようになるといいけど(笑)
かなり頻繁にCSOに客員指揮としてくるので次期シカゴ交響楽団音楽監督の可能性もあるとか??ちなみに弟さんはウィーンフィルのコンサートマスターらしいです。
シューベルト 交響曲第9番
シューベルトは有名ですね。ウィーンの作曲家で歌曲王とも呼ばれるシューベルト。昔音楽の授業で「魔王」をやったのを覚えています。
シューベルティアーデと呼ばれる友達などを誘った小さなパーティー用にたくさんの作品を作っています。これらは短い曲が多く、あんまり交響曲のような大作は発表していませんでした。
この交響曲第9番も彼の死後、見つけ出されたもの。 公式に発表されたのが死後ということもあって番号付けがあいまいで、現在でもこの曲を7番としたり8番としたりすることもあるらしい。
そんなこんなで“Greatはただ長い方の交響曲(ハ長調)”という区別する意味でつけられたのが最初らしい。名前だけ聞いたらどんだけすごい大作なのかと思っちゃいそう。
でも聞きやすくて、心地よい曲でいい感じでした。特に最後の第四楽章の旋律が好き。どこかベートーベンの第九のメロディを感じさせるところもあるけど気のせい?まあ活躍した時期が同時代なので作風が多少似たりもするものなんでしょうかね。
ベルグ ヴァイオリンコンチェルト
こちらはベルグ(Alban Berg)という作曲家の最後の作品。比較的新しい曲で完成は1935年。ベルクはその数か月後に亡くなってしまいました。
面白いと思ったのは冒頭の十二音技法と呼ばれるもの。こちらはベルグの恩師シェーンベルクが確立したといわれています。
すべての半音階を含む音列でかつ、バイオリンの開放弦が低い方から順にG, D, A, Eと出現する不思議な音階。完全に理解できたとはいえないけど、不思議さは感じられたかなー
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プログラム
Bach, Orch. Webern Ricercar No. 2 from The Musical Offering
Berg Violin Concerto
Schubert Symphony No. 9 (Great)
https://cso.org/ticketsandevents/production-details-2017-18/chicago-symphony-orchestra/honeck-conducts-schubert9/