チェコでウルケルの醸造所にへ行った時の話も書いていきたいと思います。
ピルスナーの起源
日本の大手ビールはピルスナーと呼ばれるラガーの一種に分類されます。このピルスナーの起源といわれるのがピルスナー・ウルケル(Pilsner Urquell)!
チェコのピルゼン(プルゼニ)で作られたUrquell(元祖)のビールであることからこの名前で呼ばれています。少しビールが好きな人はご存知だと思いますこの名前、実はドイツ語。チェコではプルゼニュスキー・プラズドロイ(Plzeňský Prazdroj)というので本場に行った際にはこの名前で注文してみてください。
1842年に醸造開始され昨年で175周年。今では世界中で広く親しまれているウルケル。
当時はドイツ南部の色の濃いモルトが効いたビールが主流でしたが、チェコの軟水とラガー酵母の相性によって黄金色のビールが完成します。
その後、ガラス製グラスの普及に伴い、見た目の美しさと物珍しさも相まって広く飲まれるようになりました。
エールだらけのアメリカでもこういったヨーロッパの本格的なラガーが飲めるのがありがたいです。ちなみにアメリカだと4本パックで6ドルとか。日本でもアサヒが本格的に販売を開始したようなので店頭で見かけた際はぜひトライしてみてください。
苦みと飲みやすさの両立
醸造所見学
ウルケルが好きすぎてついにチェコまで行ってしまいました。プルゼニュへはチェコの中心部からバスに乗ってちょうど1時間。バスにはwifiもあるし席ごとに映画が見れる画面もあるし、コーヒーもでるし至れり尽くせり。飛行機の席みたいな感じでした。
快適なバス旅です。
醸造所内部にはにつくとまずはウルケルのビール瓶にも描かれている門が登場。
受付でツアー(約一時間半)の申し込みができます。
入口に入ると瓶がぎっしりの看板?
ツアーではパネルやムービーで原料や作り方を学び、仕込み窯を見学。最後はビールを貯蔵発酵させる地下室へ。夏場でもひんやりと涼しいくらい、温度が保たれる環境でオークの樽の中のウルケルが熟成されています。
施設自体はけっこうほかのところと似てる
ムービーとか使って分かりやすく説明してくれます
最後は下の写真にある樽から直接注がれる、無濾過のウルケルを試飲させてもらえるのですが、香りも味も通常のウルケルよりも濃くて、今まで飲んだビールの中で一番おいしかったです。最高でした。
地下には樽がいっぱい
また飲みに行きたい
ツアー終了後、醸造所内にはレストランやバー、グッズ店などがあるので自由に回ることができます。
お土産は小物からジャケットやグラスなど。持ち帰るのが大変ですがグラスがとても安い(200-500円とか)ので、荷物に余裕のある方はウルケル専用のくぼみのついた丸いグラスを購入してみては。
醸造所内は何から何までウルケル仕様
ツアーのとき移動に使うバスも
さいごに
シカゴに最初に来た際の日本に帰る前日。留学先はまだ決めてなかったのですが、ホテルの近くのコンビニでウルケルを見つけた時、シカゴにきてもこのビールがあればやっていけるかなと思ったのがいい思い出。それくらいおいしいビールがあるかどうかは大事な問題なんです(笑)なかなかアメリカで良いラガーをみつけるのは難しいですので、そういう時に頼れるいい味です。皆さんもぜひ飲んでみてください。
【 セット 販売 】 Pilsner Urquell ( ピルスナー・ウルケル ) 5度 330ml 6本 セット | ||||
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