ドレスデンと言えば、クリスマスマーケットで有名ですが、秋に行われる「ハーベストマルクト」も忘れてはならないイベントです。このフェスティバルは、ドレスデンの中心部にある歴史的なアルトマルクト広場で開催され、秋の収穫を祝う楽しいイベントとして知られています。クリスマスマーケットよりは規模が小さいものの、同じように美味しいグルメや手工芸品、特産品が楽しめ、混雑も少ないので、ゆったりと秋の雰囲気を楽しむのにぴったりです。
ハーベストマルクトとは?
ハーベストマルクトは、ドイツの伝統的な秋の収穫祭の一環で、ドレスデンでは9月末から10月にかけて行われます。収穫の恵みに感謝するイベントとして、ドレスデン市民や観光客が集まり、地元の農産物やクラフトビール、ワインを楽しむことができます。アルトマルクト広場を中心に、多彩な出店が並び、地元の味覚や手作りの品々を手に入れることができます。
フラウエンの形をした出店。ビール、ワイン、フェデルバイサーも飲めます。
ローカルクラフトビールのLohrmannsも出展。
クリスマスマーケットとの違い
ドレスデンのクリスマスマーケットと比較すると、ハーベストマルクトは規模がやや小さめです。しかし、その分混雑が少なく、より落ち着いた雰囲気で楽しめるのが魅力です。クリスマスマーケットと同じように、地元の食べ物や飲み物、工芸品などが並び、特に秋の食材を活かした料理が提供されています。ジャガイモ料理やキノコ料理、ドイツの名物であるザワークラウトやソーセージなど、秋の味覚を堪能できる機会です。
出店の魅力
ハーベストマルクトでは、地元の農産物や手工芸品を販売する多彩な出店が軒を連ねます。特におすすめなのが、ドイツの秋を感じられるグルメ屋台です。新鮮なジャガイモやキノコを使った温かい料理、パンやプレッツェルといった定番のドイツ料理が並びます。地元産のリンゴやナシ、ベリー類を使ったスイーツも楽しむことができ、収穫の季節ならではのフレッシュな味わいを堪能できます。
また、クラフトビールや地元のワインの販売もあり、秋の心地よい気候の中でドイツの美味しいビールやワインを飲むのもおすすめです。特に、地元の小さな醸造所で作られる限定ビールは、ビール好きにはたまらない一品です。
子供用の乗り物もいくつかあります。
こちらは定番の観覧車
手工芸品や特産品
食べ物だけでなく、ハーベストマルクトではドイツの手工芸品も数多く販売されています。地元の職人による木工製品や陶器、布製品など、秋の収穫にちなんだ温かみのあるアイテムが並びます。クリスマスマーケットでは手に入りにくい限定品や、一点物の工芸品が見つかることもあります。秋の訪れを感じながら、ショッピングを楽しむのも良いでしょう。
また、地元の特産品も購入することができます。特に人気があるのは、ハチミツや手作りジャム、地元のワインやスモークチーズなどです。お土産としても喜ばれる品々がたくさん揃っており、買い物好きにはたまらないマルクトです。
観覧車からの景色。
混雑が少なく、リラックスした雰囲気
ハーベストマルクトの最大の魅力は、クリスマスマーケットと比べて規模が小さく、混雑が少ないことです。アルトマルクト広場はクリスマス時期になると多くの観光客で賑わいますが、ハーベストマルクトの時期は比較的落ち着いた雰囲気です。そのため、ゆっくりとお店を回りながら、出店のグルメやクラフトを楽しむことができます。
特に家族連れや、静かに秋のドレスデンを満喫したいという人には、ハーベストマルクトは最適なイベントです。気候はギリギリ冬の前なので10−20度くらいの時期。外でも飲み食いがしやすい時期ですのでゆったりとしたひとときを過ごしながら、地元の文化や伝統に触れることができます。
まとめ
ドレスデンのアルトマルクト広場で行われるハーベストマルクトは、秋の魅力を存分に楽しめるイベントです。規模はクリスマスマーケットよりも小さいですが、その分混雑が少なく、ゆったりとした雰囲気で地元のグルメや特産品を楽しむことができます。もしドレスデンを秋に訪れる機会があれば、ハーベストマルクトは絶対に立ち寄る価値のあるイベントです。