2019-2020シーズン初のCSOコンサートいってきました。ベートーヴェン誕生250年を祝うプログラムとしてLeonidas Kavakosによるヴァイオリンコンチェルトがメインです。
レオニダス・カヴァコス/ Leonidas Kavakos
ギリシャ生まれ。シベリウス国際ヴァイオリンコンクールで最年少優勝など実績は十分。アメリカのある新聞では、今最高のバイオリニストとの声もあるくらいテクニック芸術性共に評価が高いようです。
アメリカの新聞では高い評価を受けています。
“the most deeply satisfying violinist performing today” (Philadelphia Inquirer)
指揮者としてもLondon Symphiny OrchestraやBoston Symphony Orchestraなどのゲスト指揮者を務めるなど才能を発揮しています。今の時代に両方できるのってすごい。
アメリカでは毎年パフォーマンスを行っていて特にシカゴとモントリオールとのつながりが強いようです。
有名?な面白い話笑 弓だけで1000万近くは半端ない。
演奏後のKavakos氏とオーケストラ。サラサラな長髪がなんとなく指揮者っぽさも醸し出していました。
ベートーベン、ヴァイオリン協奏曲
作曲は1806年。バイオリンと管弦楽のための作品はこれ以外には3曲しかなく(2曲の小作品と未完の協奏曲)、完成した協奏曲はこの曲だけ。中期の代表作として高く評価され、メンデルスゾーン、ブラームスの作品と共に三大バイオリン協奏曲と称される。
冒頭のティンパニ、ダブルリードの部分から久しぶりのコンサートだったこともあり鳥肌。オケもしっかり鳴っていたような気がするけどこれも久しぶりだからかな。
Kavakosの演奏は高音がシャープで華やかかつ、低音域の豊かな響きが聴きやすい独特な音色。フラジオで激しく引いたり高音の高速メロディも軽やかにこなし、技術も間違いなく世界屈指。
そこまで個人的にはよく聴く曲ではないけど、ベートーベンらしい美しいメロディ以外にも第一楽章のカデンツァや力強いフィニッシュなど見どころにあふれる傑作だなあと感じました。
ベートーベン生誕250年
CSOとベートーベンは意外とつながりが深いようで、プログラムにいろいろと書かれていました。
CSO創始者かつ最初の監督Theodore Thomasが特に気に入っていた様子。
"ベートーベンを理解せず、彼の魔法にかかっていない者は、人生の半分も生きていない"とのこと
さらにオーケストラホールの外に名前が掘ってあったり、
最初のコンサート、オーケストラホールで行われた最初のコンサートのプログラムもベートーベンの交響曲第5番だったみたいです。
入口にも250周年のデコレーション。
ストリートにもこんなバナーがあったり。
Program
PROGRAM
Beethoven Violin Concerto
Rands DREAM for Orchestra [World Premiere, CSO Commission made possible through the generous support of the Edward F. Schmidt Family Commissioning Fund]
Liszt Mazeppa, Symphonic Poem No. 6
PERFORMERS
Chicago Symphony Orchestra
Riccardo Muti conductor
Leonidas Kavakos violin
今日はUpper Balconyでした。少し上に3階席がかぶっていたので音は?でしたが、火曜日でそこそこすいていたのでゆったり見られました。
まとめ
久しぶりでしたがやっぱり生で聞くと違うなあと再認識。年末にかけていくつか気になるプログラムがあるのでいくつか行けたらと思います。