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シカゴ留学日記

ヒラリーハーン×シベリウスヴァイオリン協奏曲@シカゴ[コンサートレポート]

ヒラリーハーンがシカゴに来てくれました。率直な感想はめちゃくちゃよかった。個人的にも好きなシベリウスのバイオリンコンチェルトでしたがさらに好きになりました。

 

 

 

ヒラリーハーン

1979年ボルチモア生まれ。3歳からバイオリンをはじめ、イザイの孫弟子にあたるようです。11歳で初リサイタル、それからアメリカ国内のオケと共演し、海外デビューは1995年にバイエルン交響楽団と。同じ年に、ソニーから出したバッハの無伴奏が賞を受賞したころから注目を集め、グラミー賞は3度受賞、現在も世界のトップバイオリニストの一人として活動中。

 

www.hilaryhahn.com

 

演奏の印象はいい意味でクセがなく聞きやすい。素直な弾き方をしてくれるので、安心して普段から聞くこともできます。普段からモーツァルトやバッハはハーンの録音を聴いたりしています。あとはYoutubeで上がっているCapriceもすごい。

 

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とても気さくできれいな人なのでそこも人気が出た理由の一つかも。Youtube、Twitter、Instagramなどにも積極的で、ぼくの好きなYoutuber、TwoSetViolinとのコラボも最近やってました。

 

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実際に聞いた印象はめっちゃうまい。あたりまえだけど指がバチバチに動くのがうらやましい笑そして思ったよりもアグレッシブに弾くのが印象的でした。体もステージもいっぱいに使って音楽を表現していて、曲の盛り上がりのところでは動きすぎてコンマスの譜面台に衝突(笑)もっと静かに弾く人かと思っていたのでいい意味で裏切られました。 

 

プログラム 

Brahms Academic Festival Overture

Sibelius Violin Concerto

Rachmaninov Symphony No. 2

https://cso.org/ticketsandevents/production-details-2018-19/chicago-symphony-orchestra/hahn-sibelius-violin-concerto/?perfNo=9373

 

シベリウス以外の二つも聞きやすくて、初心者に優しい楽しめるプログラム構成でした。

 

ヴァイオリンコンチェルト-シベリウス

CSOのプログラム紹介ページから引用

”Unlike many composers who wrote famous violin concertos, Finnish composer Jean Sibelius himself was a violinist. Though he was a natural to write violin concertos, he wrote only one, and he spent enormous time and energy on it before he was satisfied. The British critic Donald Tovey once called the concerto's spirited finale “a polonaise for polar bears.” The folksy main theme, over an excited drum beat, walks a high wire, turning circus-sounding music into high art.”

 

もともとバイオリニストを目指していたシベリウスが時間をかけて唯一書き残したヴァイオリンコンチェルト。初演(1904)ではあまり評判がよくなかったようで、その翌年に改訂版を出すほどこだわっていた作品のようです。

 

印象としてはバイオリンコンチェルトでありながら、交響曲のような壮大さを持つきれいな曲で、ほかのバイオリン協奏曲とはまた違った楽しみ方ができるので、個人的に好きな曲の一つ。

 

シベリウスの故郷である、フィンランドの情景が浮かぶ(行ったことないので勝手な想像ですが)、旋律の一つ一つも美しさが際立っていつつどこかさみしさが宿っているような。

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演奏後はQ and Aセッションで気さくに質問に答えてくれました。どの曲が一番好きですか?との質問に”今はシベリウス笑”と答えていたのが印象的でした。

 

Twitterでは練習の様子を公開したり、舞台裏の紹介をしてくれるのでプロを目指す人とかにも参考になりそう。こういったOutreach活動をしてくれる演奏家がいるのはありがたいですね。

まとめ

良すぎて土曜のコンサートの帰りに火曜日の同じプログラムのチケットを買いました。(笑)5月はコンサートにたくさん行くことができ幸せだったなあ。夏はラビニアとかでゆっくり聞けるコンサートに行きたいなと考えています。

  

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