昔こうもりを演奏した時からとても気に入っている雷鳴と電光、ほかのウィーナポルカと、去年聞いた中で一番良かったホーネクの指揮ということで期待していましたが、そのハードルを越える素晴らしい演奏でした。金土で二日連続で行きました!(笑)
Viena Night
ニューイヤーコンサートやウィーナポルカがとても好きで、二部のプログラムを楽しみに行ってきました。(一部もめちゃくちゃよかったことは後述)さらに、個人的にお気に入りのホーネク指揮ということで期待もかなり大きかったのですが、そのハードルを越える素晴らしい演奏でした。金土で二日連続で行きました!(笑)
こちらにツイッターで教えていただいたHoneck指揮の喜歌劇コウモリを置いておきます。ストーリーも面白いし、音楽も楽しく、美しいのでぜひお時間のあるときにどうぞ!
金曜日は初めてのテラス席だったので指揮者の顔が見えたのですが、ポルカのときのホーネクの楽しそうな顔。ダイナミックかつ華やかに、そして厚みのある素晴らしい演奏でした。カッコーのところではみなさん、自然と笑顔に。
最後のアンコールではサプライズで鍛冶屋ポルカ(ヨーゼフシュトラウス)。さっきまでカッコーをやっていたパーカスのお兄さんが鍛冶屋の格好をしてパイプを押してくると大爆笑。演奏中もアメフトのユニフォームを出したり、シャンパンを飲むふりをしたり、本場ウィーンに負けない小ネタがたくさん。それに合わせてお客さんも自然に手拍子をしたり、最高の雰囲気。こういう楽しい音楽をしてくれるホーネクさんまたさらに好きになりました。
オフィシャルのレビューはこちら↓
ピアノ協奏曲
ソリストのJan Lisiecki(Wiki)は24歳。優秀な若手ピアニストのようです。めちゃくちゃ背が高くてイケメン。2m弱はあるんじゃないかな。ちょっと俳優のエディ・レッドメインに似ているなと思いました。あとは指揮者/ピアニストだったフルトベングラーの若いころにも似ているかもなんて思いました。
Jan Lisiecki - Classical Pianist
若いのに丁寧な演奏で、モーツァルトっていうのもあったと思うけど、一つ一つの鍵盤の打ち方にも意思がこもっているような美しい演奏をしていました。それもそのはず、Grammophonと2010年から契約しCDを出していたり、最年少でたくさんのアワードを取っている非常に優秀な方。この年で世界屈指のピアニストのひとりとして評価されているそうです。
せっかくだったのでサインもいただきました!
今回もスタバの前通ったけど相変らずの込み具合でビビりました。いつまで並んでるんでしょう、、、
Boteの新曲
新しい曲でいいと思うことは正直なかなかない(昔の作曲家たちがすごいというのもある)ですが、今回のはなかなかかっこいいなと思いました。
トランペットの超高音(High F?)のロングトーンやアジア感のある木の楽器を使った演出など面白さもあり、ホーネクの各パートが際立つクリアな演奏もあわせて、とても楽しめました。
PROGRAM
Bates Resurrexit
Mozart Piano Concerto No. 21
Johann Strauss, Jr. Overture to The Gypsy Baron
Josef Strauss The Dragonfly Polka
Johann Strauss, Jr. Furioso Polka
Johann Strauss, Jr. Voices of Spring Waltz
Johann Strauss, Jr. On the Hunt Polka
Johann Strauss, Jr. In Krapfen's Woods Polka
Johann Strauss, Jr. Thunder and Lightning Polka
PERFORMERS
Chicago Symphony Orchestra
Manfred Honeck conductor
Jan Lisiecki piano
年末はまたウィーン音楽を聴くことができる機会があるので興味がある方はぜひ!
写真ギャラリー
一日目はテラス席から。初めてだったけ違う景色が楽しめました。
二日目はLower Balcony。この辺は安定の定位置。
テラスからだと楽譜とかも見える。この青いいい色。
テラス席から客席を見るとこんな感じ。
テラスの最後列はソファみたいに席がつながっているのに初めて気づいた。
まとめ
今回もいい演奏で大満足です。そういえば最初に買ったクラシックのCDがHolstの惑星だったかもしれないなあとか思いましたが、それ以外にCDを買った記憶もそこまでないので真相は不明。