シカゴ交響楽団のコンサートでは年に何度かカレッジナイトと呼ばれる学生限定のイベントを開催しています。料金は学生券の$20ドルだけで、コンサート前に簡単なディナーと楽団員との交流が楽しめる貴重な機会です。
カレッジナイト
College nightと呼ばれる学生向けのイベントが数か月に一回開かれます。チケットはいつも通りの買い方で$20で購入、あとはWebページから簡単な情報を登録するだけ。
コンサートの一時間ほど前から簡単な食事(ピザ、クッキー)などが提供され、楽団員が質問に答えたりする交流の時間が設けられています。無料で夜ご飯が食べられるだけではなく、いつもはステージの上で真剣に演奏を行っている楽団員の意外な素顔が見られるのでお勧めです。
いつも通りピザとはいえ、無料のご飯と言われれば学生はたくさん集まります。
コンサートホールの建物内の広場?みたいなところで軽食を食べながら交流会
今回の出演はCSOのBassoon奏者、Miles Manerのお話を聞くことができました。前回はクラリネットとコントラバスの奏者の方だったかな?皆さんとてもユーモアがあって、演奏前なのにとてもリラックスした雰囲気で質問に答えてくれます。
楽団員の方を身近に感じられる貴重な機会です。
ピザを食べながら、コンサートにきている学生とも友達の輪を広げることができます。たまたまここで会った台湾人の学生と次のコンサートで隣の席だったときはびっくりしました笑
Higdon
ここからはコンサート内容のメモ。今回、演奏される曲、Low Brass ConcertoはなんとこのCSOで世界初公開!作曲家HigdonはNY生まれの作曲家。グラミー賞を獲得するなど注目されています。
指揮者の目の前に4つのいすが置かれて、トロンボーン、バストロ、ユーフォ二ウム、チューバが座るというなかなか見られない光景。CSOのトロンボーン奏者の方は有名な演奏家らしくさすがのパフォーマンスでした。
そこまで現代音楽っていう感じでもなかったけどかなり複雑な構成とかもあったので本当に実力のあるソリストがそろっていないとこの曲を演奏するのは大変なんじゃないかな、、、
というかほかで演奏される機会あるんだろうか、、、
作曲したHigdonも最前列の端っこのほうで鑑賞していて、最後はステージ上にも挙がって拍手を受けていました。
4人のソリストのLow Brass Concerto、渋かった!
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プログラム
Program
Stravinsky Scherzo fantastique
Higdon Low Brass Concerto
[World Premiere, CSO Co-commission]
Chausson Poème de l'amour et de la mer
Britten Four Sea Interludes from Peter Grimes
今回のコンサートはHigdonのLow Brass Concertoのお披露目とともに合計4曲が演奏されましたが、どの曲も20世紀以降に作曲された比較的新しい曲。
作曲家もStravinsky、Chausson、Brittenと近代の作曲家。
統一性を意識しているのかFour Sea(Britten)や(Chausson)など海に関連しているものが多く演奏されました。
Muti, Britten & Higdon’s Low Brass Concerto - Chicago Symphony Orchestra
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