日本だと恋人とおしゃれなディナーにいったりするけど、海外は家族と過ごすらしい?
というのはよく聞きますが、実際のところどんな感じなのか。
アメリカ人の家に招待してもらったり,クリスマスマーケットに行ったり,留学を通して感じたアメリカのクリスマスをお伝えしようと思います!
招待いただいたのは東海岸の田舎にあるお家、ご両親ともにキリスト教徒で、伝統的なクリスマスを一緒に楽しもうと学校の友達に誘っていただきました。
おそらく家ごとの習慣の差がかなり大きいだろうと思われるので、アメリカのクリスマスの過ごし方の一例としてとらえていただきたいというのを最初に言っておきます。
クリスマスに向けて
サンクスギビングデー以降ブラックフライデー、サイバーマンデーを皮切りにクリスマス商戦に入ります。町では至る所にクリスマスツリーが飾られ、イルミネーションも増えていきます。
日本でも自宅でクリスマス用のライトアップをされているお家を見かけることがありますが、家、庭の大きさ、クリスマスにかける思いの違いもあってか、こちらでは比べ物にならないほど派手な飾りつけをよく見かけます。
場合によってはテーマパークの入り口かと思うくらいド派手な飾りがされていて、道行く人が立ち止まって思わず写真を撮ってしまうようなお宅も。
クリスマス直前
日本だと何となく近くなると恋人つくらなきゃーとかプレゼント何にしよーといった雰囲気が出てくるわけですが、こちらではやはりキリストの生誕祭という宗教的な意味合いも強いなと感じます。
クリスマスの一週間前ぐらいから学校はだんだんとひと気がなくなり24日にはほとんどの学生が実家に帰り、家族と過ごします。新学期が3日から始まることを考えると、クリスマスからNew Year's Dayが日本でいうお正月、冬休みというイメージです。
なんか一か月前のサンクスギビングでも家族大集合してたし、また集まるのかーとも少し思いますが、家族を大切にしているという意味ではいいのかな?
クリスマスイブ
クリスマスイブに教会に行くのが一般的のようです。午前中の礼拝に加えて夜にも礼拝が行われていて、ディナーの後にそちらに参加させていただきました。
クリスマス当日はみんなでキャンドルをともしてキリスト誕生に関連する聖書の一部分を読んだり、賛美歌を歌ったりしました。
最初は何をすればいいか戸惑っていたのですが、賛美歌は日本でも有名な曲が多いですし(きよしこの夜とか牧人ひつじをとか)、結構楽しんで歌ってしまいました。立ったり座ったり、パンをワイン(に似せたぶどうジュース)につけて食べたり、いろいろな流れがありますが、周りの人のまねをしていれば問題ないですし、聞けばみんな親切に教えてくれます。
もともとはクリスマスは教会で過ごすものだったのだろうし、そういう伝統を大切に、教会に行ってみるのもいいなと思いました。
クリスマス当日
朝起きたらサンタさんが来ているわけなので、25日の朝にプレゼント交換をします。
日本だと高価なものを一つ二つというのが一般的かもしれませんが、こちらはそこまで高くないものをいくつも交換するみたいです。
靴下、下着、靴、セーター、リップスティックなんかもありました。お母さんが息子とお父さんに、お父さんと子供からもそれぞれに、、、、みたいな感じで一人10個以上のプレゼントをもらっていました。
なんか大学生がお正月に帰省したらお母さんが靴下とか下着とか買っといてくれてたみたいな感じなんですかね笑
これらのプレゼントもブラックフライデー後にどんどん注文されて、ツリーの下に積まれているわけで、それがアメリカのクリスマス商戦なんだなということも理解しました。
すごい数のプレゼント。中身はAmazonとかEbayとか。包装紙は自分たちで包んだみたいです。そして包装紙をビリビリに破くのは本当でした(笑)
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クリスマスの定番
ディナー
日本ではローストチキンやKFCとクリスマスケーキが定番?といえるかもしれませんが、こちらではハム、ラム、ターキー、ローストビーフがポピュラー。クリスマスディナーの後に教会に行く人もいるし、みんなでクリスマス映画を見るのも定番なので早めの時間のディナーが多いようです。
伺ったおうちではターキーを作っていました。つい一か月前も作ったのでは、なんて思っても口には出せません。相変わらずのでかさ。
豪華なディナーもいただきました。
クッキー
クリスマスクッキーも定番だと思います。家庭の味があるのかもしれませんが基本的にバター、砂糖、チョコ、ピーナッツバター100%なので甘いこと甘いこと。
そしてそれを毎日焼き、朝から晩まで食べ続けていました。
うーん、少しアメリカ人の大きな体の理由がわかった気がします。
映画
今回滞在させてもらった家庭が映画好きだったというのもありますが、夜にクリスマス映画を見るのも定番の過ごし方のようです。
日本でも有名なのはホームアローンとかですが、古き良きアメリカのクリスマス映画をみんなでクッキーを食べつつ、ワインを飲みつつ見るのもリラックスしたいい時間でした。
クリスマスツリー
日本は人工?のクリスマスツリー(折り畳めるやつ)が多いですが、こちらは本物のモミの木を使ってリる家庭が多いです。11月ごろから車の天井にモミの木を括り付けて、走っている人を見かけます。安全かどうかは聞かないでください。
そして大きくて飾りも本格的です。今回初めて知ったのがTinselという金属の糸みたいな飾り。日本にもあるのかな?(日本だと糸じゃなくてライトと一緒に巻くやつ?)雪を模しているのだと思いますが、天井のファンでゆらゆら揺れながら、ライトの光を反射するのが幻想的でした。
このお家ではイブの夜中にこのTinselを枝にのせ、天使の飾りをツリーのてっぺんにのせてクリスマスツリーを完成させるといってました。家庭によってはイブの日だけ飾るとか、イブまでライトアップはしないとかいろいろと決まりがあることもあるみたい。昔日本で飾ってた時はなにも考えてなかった、、、
Tinsel。写真だと見えにくいし微妙ですが、このツリーは今まで見た度のクリスマスツリーよりもきれいでした。日本とかで見ないのはおそらく模造のツリーを毎年使うから。使い捨てじゃなかったら、こんなに片づけにくい装飾無理。そう考えるとなかなかないのも仕方ないか。
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まとめ
本場のクリスマスを体験できてとてもありがたかったです。こんなにも日本と違うのかとも思いましたし、日本のクリスマスの話をすると大変驚かれるのでお互いにとても話が弾む楽しい経験でした。
キリスト教には詳しくないけど皆さんがとてもこの一日を大切にしていることを感じられたし、ぼくも心が洗われるような気がしました。キリスト教、クリスマスの世界、これからも学んでいきたいと思います。
(2017/12/29初掲載)
(2018/12/6更新)
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