食事は海外で生活する際に最も気がかりなことの一つだと思います。
とくにアメリカへの留学するとなると、かなり偏った食事を想像するのが一般的でしょう。
今回はシカゴに来て一年半ほどたち、食事について感じたことを書いていこうと思います。
外食
まず最初に言っておきます。クオリティー、値段ともに日本と同程度のものを期待してはいけません。
どれくらいかというと、家の隣に吉野家があれば週8で行ってしまうレベルです。
まずいだけであれば、アメリカだからと割り切ることもできます。しかし、問題は物価も基本的に日本に比べて高いので、高いくせにまずいというテンションの下がる現象がかなり高い確率で発生します。
レストラン
日本で一人暮らしをしている場合、なんだかんだで近くのコンビニ、ラーメン屋なんかで1000円以下で済んでしまうこともありますが、こちらでそうはいきません。ちなみにこちらだとインスタントラーメン以下のクオリティのラーメンが20ドル、なんてことはざらです。
安いハンバーガーばかりを食べ続けるわけにもいかず、レストランに行けばだいたい安くても$15ドル、さらにチップと消費税でなんだかんだメニューに書いてある値段の3割増しくらい払う結果になります。
さらにお店の閉まる時間がかなり早め。
9時だといわゆるレストランは大体閉店に向けて動き始め、バーくらいしか開いていません。閉店時間が迫ると店員さんの早く出ていけオーラがすごい笑
ということで貧乏な学生の給料では毎日外食で済ますようなことは難しいと思います。
Take out
もう一つアメリカのレストランでびっくりするのは食べきれなかった料理はすべて持ち帰ることができるということです。
量が多いので実際助かるのですが、ラーメンを持ち帰る人が相当いることに衝撃を受けました。
麺が伸びるという概念はないようです、、、
日本では食中毒なんかを気にしてるのかもしれませんがその辺は完全に自己責任。そこもアメリカらしい。
まあ基本量多いし食べきれなかった分を次の日のお昼にできたりもするので悪いことだけではないですが。
アメリカ料理
一体アメリカ料理が何を指すのかはわかりませんが、アメリカっぽい料理はおいしいです。
前に紹介したピザに加えて、ステーキ、ハンバーガーは日本のものと比べてもボリューム味ともに食べ応えのあるものが多く満足しています。
ジャンクフードと言ったらそれまでなのでそういうのが好きじゃない人は厳しいかもしれませんが。まあいくらおいしくても毎日食べるようなものではないですしね。
自炊
ということで、ある程度は自炊せざるを得ませんね。
でもおかげさまでこれまで全く料理をしなかったぼくの料理の腕はぐんぐん上がっています。
日本だとついつい外食で済ませてしまい、なんだかんだ食費が、、、ということも大いにあり得ますがこちらではわざわざ高いお金を払ってまで毎日外に食べには行かないので、結果的に節約できているというポジティブ思考もできます。
家で料理する際に強みとなるのはキッチンが広くて充実していること。そしてお肉が安くておいしいことです。
日本のステーキが薄っぺらく感じるくらい巨大なステーキを購入できます。味もなかなか。野菜もお肉も基本1LB(パウンド=454g)いくらの量り売り。ほしい分だけ取ってくれます。野菜売り場には吊りばかりがおいてあったりします。
問題は薄切り肉がないことですね。簡単な野菜炒めなんかを作ろうとしてもブロックのお肉しか手に入らないので、それを薄切りにするところから始めたり、、、というのが留学生の定番ネタです。
小さなスーパーでも少しは日本食を売っていたりします。写真は醤油、うどん、そばなど。わさびもありました。
少し遠出すれば日本食、アジア系のスーパーもあるのでそこに買い出しに行けばほとんど日本と変わらない食材を手に入れることも可能です。
野菜も肉もアメリカサイズではありますが一応先進国。Whole foods Market、Trader Joe's、Jewel-Oscoといった大手のスーパーでは、日本のお店とほとんど同じような食材(魚介類を除く)を手に入れることができます。
ビールの品ぞろえが多いのが個人的にはかなりプラス。アメリカと地元のクラフトビールはもちろんヨーロッパの有名どころもそこそこ抑えているのがうれしいところ
日本食を手に入れる
なんだかんだで日本の調味料とか、食材がどうしても欲しくなる時はあります。そんな時にいざというときだけでも頼れる場所を持っておくのは精神的な余裕を持つという意味でも大切です。
一番おすすめなのはミツワ。アメリカに数店舗展開する日系スーパーです。シカゴにあって本当にありがたい。(実際あんまり行ってないけど)
あとは今の時代ネットショッピングを活用すれば意外と手に入ったりもします。各地域で状況は違うと思いますが、調べてみると意外と簡単に手に入ったりすることもあるのでチェックしてみてください!
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まとめ
Good
・アメリカ料理(バーガー、ピザなど)は確かにおいしい
・野菜や調味料は意外と手に入る
・お肉が安くておいしく、キッチンが整っている
・ビールの種類が豊富。比較的安い(ドイツとか程ではない)
Bad
・レストランは高くてクオリティも保証できず
・サービスは悪い(チップもらってるのに、、、)
・おいしい日本食(寿司、ラーメンなど)を見つけるのがかなり難しい
結論、こだわりがある日本食材は日本食スーパーで買って何とかなるし、多少日本から持ってくることもできます。それプラス作るのがめんどくさいときはおいしいステーキやハンバーガー、ピザが簡単に食べられるということなので、こちらでの食生活は思っていたよりもかなりマシでした。
ただあくまで‟思っていたより”です。本当に日本の食事は安くてクオリティが高いものが多いので留学前や一時帰国の際はしっかり味わっておくことをお勧めします。