シカゴで有名なクラフトビール、グースアイランドビール。お店でもよく見かけるし、西海岸や東海岸でも手に入るようなのでもはやクラフトビールなのかどうなのか。
醸造所に行くと市販されていないビールもたくさん飲めるし、ツアーもしっかりしてるので、一度行ってみる価値はあります。
Goose Island Beer Co.
シカゴのダウンタウンから見て北西にあるGoose Island(おそらく昔からグースがこの島にたくさんいたのでしょう)の近くに醸造所を作ったことからこの名前が付けられました。1988年設立ということでクラフトビールブームが日本より早かったアメリカにおいても比較的古い醸造所であり、ワイン樽を使った熟成に早くから渡来していたBreweryです。
今ではクラフトというよりもかなり大きな会社になっていて、地元シカゴでは広く浸透しています。ビールの名前も下で紹介する312(ウィートエール、312はシカゴの市外局番)やGreen line(ペールエール、シカゴの電車の路線の名前)などシカゴの地元ネタを使っていて、地元とのつながりの強さを感じます。
また、近年は販路を広げ全米で売られるようになったことから、ほかの州での認知度も上がってきています。
おすすめ
Goose islandのおすすめ、定番のビールについて紹介したいと思います。
312
シカゴの市外局番からとったWheat ale。黄色いラベルはGoose islandの中でも一番見かけます。
味は少し芯が抜けている感じがするので(笑)、めちゃくちゃおいしいというわけではないですが、シカゴでは定番。
パーティーに行っても誰かしらが買ってくるし、お店に行って困ったときや、IPAが飲みたくないときは安全パイとして大きな役割を果たしてくれます(笑)
どんな料理とも基本的には合うと思うので、オーソドックスなビールとしておすすめです。
Green Line
こちらのPale aleも定番です。Green lineはダウンタウンから醸造所に行くときに使うCTA(電車)の路線名です。
味はどちらかというとドライ目で甘みは控えめ。ホップの香りはしますのですっきりとした味ですが、そこまでのインパクトはありません。気軽に飲めるペールエールとしては悪くないです。
シカゴだとこの二つは500ml缶×6本で$10弱くらいで大体どこのお店でも買えます。
ソフィー
少しお高めですが本格的なBergan ale。Goose islandの中では個人的に一番好きです。上で紹介した二種類は定番ですがそれ以外にもこのSofieやバレルエイジドのものや、バーレーワインなどこだわりの強いものも見かけることがあります。
まあ手間がかかる分、定番商品に比べると高いのですが。クオリティーの高いベルギーエールを飲みたいときには少し奮発してこちらを買うことも多いです。
こちらはシカゴだと355ml瓶×4本で$12とか。日本人でもベルギービールが嫌という人でなければ気に入ってもらえると思うのでシカゴに来た際にはお試しください。
醸造所
いくつかあるようですがここで紹介するのはダウンタウンからGreen lineまたはPink lineで西に向かい約10分、Ashlandという駅にある醸造所です。周りは倉庫街なので少し不安になりますが歩いて2ブロック程度なのですぐにつきます。
ビールリスト
市販されている312、Green line、Sofieなどに加えてrotatorなどリストに載っていないものも。
市販のものでもやはり作りたて、Tapから飲むのはおいしいですが、せっかくなのでRotatorを試してみてほしいと思います。
あまり普段はフレッシュさを感じない(笑)Goose islandのビールですが、Rotatorはかなりレベルが高いように感じました。
異なるホップ使った違いを比べられるのもいいです。ぼくが行った際にはベースは同じペールエールに対してハラタウ、シムコー、アマリロ、センチネルといった異なるブレンドのHopをドライホッピングに使ったビールが提供されていました。
Dry Hoppingによるフレッシュさもありますが、通常市販されているPale ale(Green line)と比べてもクリスプな味に仕上がっていて個人的にはこっちのほうが好きでした。
見学ツアー
日によって時間が異なりますがだいたい一時間おきくらいに行われています。
Goose island自体がかなり有名なこともあって土曜の昼間とかだとかなり待つことになるかもしれません。前回は15時過ぎに行ったのに次に参加できるのは18時だといわれました。予約ができるかはわかりません、、、
流れはビールの製造過程を見ていって最後に道路の反対側にある倉庫に案内されます。
そこには樽の中で熟成されているビールがたくさんあって、そこから何種類かのビールを試飲することができます。
樽で熟成されたビールも飲めますし、一度参加してみてもいいと思いますが、他の醸造所と比べて大きく違うかと言われればそうでもないですね笑
グッズもあります。ちょっと高めかも。Tシャツ$20とか。
缶、瓶、限定ビール
SPF
パッションフルーツで香り付けしたエール。苦みはあまりなくサワービールのような酸味が少し。飲み終わりはビールの香ばしさとフルーツの甘みがいい感じ。
Next coast iPA
next coast
Summer time, german-style kolsch, goose island
日本のビールに似ているけど一応German style Kolsch。アメリカにいて日本のビールが恋しい人は飲んでみてください。ビールとしては悪くないけどかろうじてケルシュらしい甘みが感じられる程度。
まとめ
シカゴではかなり有名なGoose Island。ほとんどのレストランにおいてあると思いますので、シカゴに来た際にはぜひ味わってみてください。これだけ大きくなるのだけの理由がわかると思います。日本でも取り扱いがあるようなのでギフトにもどうぞ!
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